設備管理業務はビル内にある数多くの設備機器の運転・監視、点検、保全および記録の分析・保存をする業務です。
最近のビル設備機器は、コンピュータ管理により、ほとんどが自動的にコントロールされ、監視も中央監視盤で行われるようになりました。
電気・空調関係の設備をはじめ、各種ビル設備を運転するためには、それぞれ個々に有資格者が必要とされていますが、このようにビル設備がコンピュータ化、システム化されてくると、設備機器全体に対する知識を持ち、その有機的関連をコントロールする技能が必要になってきました。
このような状況に対応するため、平成8年度から技能検定制度に基づく「ビル設備管理技能士」(1級・2級)の検定が開始されました。
設備管理業務も、各設備に対する専門的知識と同時に、設備全般を制御する管理能力が不可欠になっています。